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奈良 黒滝村(4分10秒)

林業のふるさとで受け継がれてきた「山いき」たちの仕事と想い

監督・ナレーション 河瀨直美
音楽 ハシケン

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奈良県のほぼ中央部に位置し、「奈良のへそ」と呼ばれる黒滝村は、吉野の美しい山々に抱かれた自然豊かな土地です。

総面積の90%以上を山林が占めるこの村は、古くから吉野林業の中心地の一つとして良質の吉野材を生み出してきました。

吉野の人々は、山で働く人のことを、「山に行き、山に生きる人」という意味を込めて「山いき」と呼びます。

若き山いきの一人、梶谷哲也さんは、東京生まれの東京育ちで、大学卒業後、日本一の林業の地で仕事をしようとこの地に移住しました。梶谷さんは林業のかたわら、チェンソーアート(木を切るチェンソーを使い、丸太から熊やフクロウなど様々なものを彫り出す彫刻アート)に取り組んでいます。

林業の担い手が減少する中、チェンソーアートを通じて林業の魅力を発信してきました。

「山いきの仕事は木の中に記録される。100年先の人々に対し、恥ずかしい仕事はできない」と語る梶谷さん。森を守り育てる生き様と誇りが年輪に刻まれ、日本一の銘木は生まれるのかもしれません

撮影日時
2012年12月
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