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川上村 朝拝式(4分36秒)

500有余年の時を超え、大和魂が生き続ける山間の村

監督・ナレーション 河瀨直美

音楽 ハシケン

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奈良県吉野郡川上村。

吉野川(紀の川)の源流がある川上村は、光明天皇(北朝側)と後醍醐天皇(南朝側)が台頭した南北朝時代の中の「後南朝」の舞台として歴史に名を連ねる場所。

1392年、南朝と北朝は交代で皇位に就くこと約束しましたが、その約束は守られず、南朝の皇子たちは吉野へ逃れました。

そして、南朝最後の若き皇子である自天皇は、この地で最後を迎えました。

非業の最後を遂げた自天皇を偲び、三之公の御所で行われる「朝拝式」。

毎年2月5日行われ、500有余年、一度も途絶えることなく続いてきたと言います。

葵の御紋の紋付袴に身を包み、式は厳粛に執り行われます。

何があってもどんな時代も続けられてきた式典。

続けることが大切で、次の世代に受け継いでいくことが、川上村民としての使命であり、生きている証。

誰の目にも触れず、ひっそりと続けてきた「朝拝式」に宿る心とは、言うなれば大和魂。

そんな大和魂が生き続ける村がここにあります。

撮影日時
2017年2月
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歴史
文化風習
川上村

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