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奈良 宇陀市 大和当帰(4分27秒)

薬草が与える活力、広がる交流

監督・ナレーション 河瀨直美

音楽 ハシケン

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奈良県の北東に位置する宇陀市は、古来より薬草の産地として有名です。

日本最初の薬猟(くすりがり)の地との記録が残り、江戸時代中期に開かれた日本最古の私営薬園は、今でも「森野旧薬園」として江戸時代の面影を残しながら続いています。

近年では生薬である当帰(とうき)の生産に力を入れ、「大和当帰」の産地化に取り組んでいる宇陀。現役をリタイアしたメンバーで構成される「ときわクラブ」では、耕作されず放置された荒れ地を利用して当帰の栽培を行っています。耕作放棄地を減らすことは村の再生にもつながることから、薬草栽培を広げていきたいと力がこもります。 生薬で使用される根だけでなく、クラフトジンの材料として葉を、また柔らかな芽を求められるなど、当帰の活用を通して各方面の人々との交流も深まっています。

薬発祥の地・宇陀では、優しい笑顔の人々が、古代の人々も得たであろう活力の源を、丁寧に育てているのです。

撮影日時
2023年10月
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宇陀市

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