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奈良 明日香村(4分03秒)

飛鳥時代、政治・経済・文化の中心地として繁栄した日本の心の故郷

監督・ナレーション 河瀨直美
音楽 ハシケン

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奈良県高市郡明日香村は、推古天皇が即位した6世紀終わりから平城京遷都(710年)までの飛鳥時代(約100年間)に都があった場所です。

中国・朝鮮から仏教が伝来し、日本が律令国家として歩み出した大きな変革の時代に、政治・経済・文化の中心地として繁栄しました。明日香村には当時の宮跡や遺跡が数多く残っています。

「稲淵の棚田」など日本の原風景ともいえる美しい田園風景も残り、「日本の心の故郷」「まほろば」と称賛されてきました。万葉の時代に村の若者が詠んだ歌があります。

「明日香川 明日も渡らむ 石橋の 遠き心は 思ほえぬかも(万葉集 巻11-2701)」。

恋人に会うために若者が渡った川の飛び石は、現在も人々の渡り石になっています。

ここに生まれたことに感謝し、大切な土地と心を預かり、未来へ引き継ぐ――万葉のふるさとは、今も人々の謙虚な心と強い意志により守られ続けています。

撮影日時
2011年5月
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明日香村

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