監督・ナレーション 河瀨直美
音楽 ハシケン
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「天の国」「木の国」「川の国」と呼ばれる、奈良県南部の天川村。
ユネスコ世界遺産に登録された「紀伊山地の霊場と参詣道」の主要素である修験の山「大峯山」があり、麓には大峯本宮天河大辨財天社が鎮座しています。
天河大辨財天社は、日本の三大霊場である高野、吉野、熊野を結んだ三角形の中心に位置する霊場中の霊場。 この場所で、神様と一体となり祝詞を捧げてきた柿坂宮司は、 「神道の言葉でいえば、清らかで明るくて正直で正しい、誠を持つことが大切」と話します。
そんな天河大辨財天社を中心において、森づくりを進める人々は、 先人たちがしてきたように、自然を恐れ敬い、自然に生かされていることを知り、 先人たちの声が宿る木々の声を聞いています。
50年後、100年後を見据え、次の世代、またその次の世代へ。
森づくりを通して、次の世代が暮らしていける環境をつくっていきたい。
この地には、現代人が忘れてしまったともいえる誠の心を持つ人々が暮らしています。