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奈良 御所 片上醤油(5分38秒)

麹菌と共に生き、つなぐ、醤油づくり

監督・ナレーション 河瀨直美

音楽 ハシケン

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奈良県御所市の葛城山の麓に静かに佇む「片上醤油」。

暖簾をくぐると香ばしい醤油の香りに包まれます。

昭和6年の創業以来、奈良県産の大豆を使用し、杉の大桶を使った天然醸造の醤油作りを続ける老舗の醤油蔵。大切に使い続けられてきた杉の大桶には、土地の麹菌が宿り、毎年おいしい醤油を生み出してくれます。

60年以上醤油を作り続ける蔵人たちが、大豆の蒸し加減や麹の仕込み、熟成具合など、ひとつひとつを丁寧に管理。

丹精な世話の賜物ながら醤油づくりは自然まかせの一面も。

「麹菌は生き物。醤油づくりは桶で生き物を育てているようなもの」と、毎日麹菌と向き合います。

毎年醤油を仕込むからおいしい醤油ができ、桶にいる麹菌が育ち、また来年に続いていく。

急いではできない、一足飛びにもできない、人間の力だけではできない麹菌との二人三脚。

蔵人の想いと情熱が麹菌に伝わる醤油づくり。今日も大桶の中で、静かに熟成が進みます。

 

※参考

片上醤油

http://www.asm.ne.jp/~soy/

御所市観光ホームページ 天然醸造 片上醤油

https://www.city.gose.nara.jp/kankou/0000001493.html

秋川牧園 産地レポート:知性と感性でつくりあげる醤油。片上醤油https://www.akikawabokuen.com/soy-sauce-nara-gose_city/.

撮影日時
2018年2月
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文化風習
御所市

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