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奈良 曽爾村 ぬるべの郷(4分44秒)

あきらめない心が蘇らせた漆文化

監督・ナレーション 河瀨直美

音楽 ハシケン

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奈良県の東北端に位置し、雄大な自然美あふれる曽爾村にとって大切な伝統が漆文化。

「ぬるべの郷(さと)」と呼ばれる村の歴史を紐解くと、倭武皇子(やまとたけるのみこと)が偶然この地で漆を発見し、漆を司る官「漆部造(ぬりべのみやつこ)」を置いたという伝承にたどり着きます。

古来より漆と歩んできた曽爾村ですが、時代とともにその文化は衰退してゆきます。 しかし、村の誇りを取り戻そうと、2005年に住民たちは立ち上がります。

「漆ぬるべ会」を設立し、1000本以上の植樹をしたものの、その苗は土地に根付くことができませんでした。それでも住民たちはあきらめず、場所を移しながら植樹を続けていきます。そして地域おこし協力隊の力も借りながら、気の遠くなるような作業を通して、漆はこの地に復活したのです。

失敗しても続けていこうとする気持ち。曽爾村の一旦途絶えた伝統産業・漆文化は、さらに新しく生まれようとしています

撮影日時
2023年10月
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