監督・ナレーション 河瀨直美
音楽 ハシケン
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7世紀の頃から歴史を繋いできた、奈良県吉野山に位置する「金峯山寺(きんぷせんじ)」。
吉野山から大峯山山上ケ岳の一帯は大和の時代より「金峯山」と称され、聖域として扱われてきました。現在でも修験道と山岳信仰の総本山として威風堂々と在り続けています。
平成16年には、「紀伊山地の霊場と参詣道」として世界文化遺産に登録されました。
国宝である本堂・蔵王堂で行われる朝と夕の勤行と、護摩祈願で目指すのは、山々との対話。
座して感じる清らかな風や、燃え盛る火と一心に向き合う修行は、自らの内にしまい込んだ精神の穢れを手放し、清らかな神や仏と一体になろうとする祈りにも例えられます。
大自然の中では、自分は生かされている。
過去現在未来の煩わしいこと心配事も大自然にまかせていれば、本来の自分に還れる。
この場所では、自然に生かされているという心の在り方と、穏やかないのちの流れが息づいています。
※参考
金峯山修験本宗 総本山金峯山寺
紹介https://www.kinpusen.or.jp/index.html
祈り https://www.kinpusen.or.jp/pray/index.html
金峯山寺蔵王堂/吉野山観光協会