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天川村 栃尾観音(4分16秒)

人々の想いに共鳴する、優しいお顔の円空仏

監督・ナレーション 河瀨直美
音楽 ハシケン

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奈良県の南部、吉野郡にある天川村。「天の国・木の国・川の国」と称される由来は、標高が高く、俗世界から切り離れて天から覗いているかのようであること。
村に位置する大峯山の八経ヶ岳などは日本百名山、大峯山脈から流れてくる洞川の湧水群が名水百選に選ばれるほど自然に恵まれた場所であるからです。
今から約350年前の江戸時代初期。
遊行僧として知られた「円空(えんくう)」が、大峯山に入峰し修行されました。宿としてお世話になった栃尾地区に、聖観音菩薩立像、大弁財天女立像、金剛童子像、護法神像の四体を残され、今も栃尾観音堂に大切に安置されています。鉈一本で彫られた円空仏は全国に約5300体。「大事にならないうちに止めてくれた」、「原因不明の病が治った」など、村人は不思議なご利益を感じてきたといいます。
村の人々が、力を寄せ合い、みんなで大切に守ってきた円空仏。村の人々の願いは、いつも呼応するように円空仏に届けられます。

撮影日時
2016年11月
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文化風習
天川村

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