奈良県の最南端に位置し、日本一面積が広い村である十津川村。
その集落のひとつ「谷瀬」は、日本有数の長さを誇る谷瀬の吊り橋がある場所です。
「何でも願いを叶えてくれる」と、集落の信仰の中心になっている森山神社の展望台からは、
谷瀬の吊り橋と十津川村の絶景を見渡すことができます。
ここ谷瀬をはじめ十津川村で作られる特産品「ゆうべし」。
柚子を丁寧にくり抜き、米こうじ味噌やそば粉等を混ぜ合わせて詰めて蒸し、
約1カ月の間寒風にあてて乾燥させて作る伝統の保存食です。
かねてから、集落に住む人々の共同作業で作られてきました。
勝ち負けではない、誰かに評価してもらうためではない、住民が共有していく暮らしのために、谷瀬の人々は力を合わせてきました。
今では、その豊かさに惹かれ、この地に移り住む人が増えています。
50人ほどの人口のうち、0〜2歳児が8人。
限界集落だったこの地には、徐々に人が増え始め、希望の光が差しています。
※参考
http://totsukawa.info/joho/kanko/
https://nippon-marche.com/introduce/yubeshi/